ゼンハイザー HD202II ポップス 6 ロック 6 ジャズ 4 ヒップホップ 6 クラシック 3 装着感 5 コードノイズ 4 遮音性 7 付属品 6 デザイン 6 ゼンハイザーのエントリーモデルで従来モデルHD202の改良版。デザインや基本的な音作りに大きな違いは無い。 ゼンハイザーといえばHD650やHD800といったハイエンド機種が有名ではあるものの、 同時にこの機種をはじめとする廉価帯の開発にも意欲的である。 最新の時流とこれまでのノウハウを素早く取り込み、製品として反映しようとするゼンハイザーの姿勢は、 ヘッドフォン市場が活況な日本にとって、相性の良い企業ではないだろうか。 HD202IIは大型ヘッドフォンアンプでの使用を想定し、3.5mmの標準プラグを取り付けることも可能だが、 もちろんポータブルオーディオプレイヤーでも十分能力を発揮する。 ただし、若干インピーダンスが高いため音量がとりにくい点は注意したい。 ゼンハイザーが得意とするずっしり耳に響く低音が特徴的で、ボーカルは若干埋もれがちになるものの、 全体的な音のバランスは破綻することなく、聴き心地とノリのいい音作りを実現している。(392) Advantage & Disadvantage 何をおいてもこの機種の良さは、コストパフォーマンスの良さだろう。同じ価格帯で比較すれば ワンランク上のサウンドであることがわかる。特に低音重視のサウンドのため、 低音が好みのユーザにとっては何よりお買い得に、良質で聴いていて楽しい音を得ることが出来る。 ケーブルが3mと、このタイプのモデルにしてはやや長めに設定されているため、 人によっては使い勝手の面で不便を感じるかもしれない。(187)